浜松市天竜区の阿多古川沿いに2024年7月にオープンしたatago feels(あたごフィールズ)。下阿多古中学校の廃校をリノベーションし、キャンプや宿泊体験を、子どもから大人まで楽しめる、自然体験型宿泊施設です。
運営会社であるランドデザインさんは浜松市の設計事務所として、おもに幼児施設や障がい者施設など、社会福祉施設の設計に数多く携わっておられます。
当社では、これまでにランドデザインさんのホームページ制作や、ホームページ内のコンテンツ「けんちくストーリー」の一部を執筆させていただいたり、子どもの感覚にとことんこだわった「かんかく家具」のネーミングやカタログ制作を手がけさせていただいておりました。
子どもたちと、子どもたちを支える地域の未来のために
そんなランドデザインさんとのおつきあいの中で、子どもが自然体験できる遊び場をつくりたいというお話をうかがったのは2024年1月ごろ。
日ごろ幼児施設の設計に携わる中で、子どもの環境は多くの課題を抱え、不登校などの問題を引き起こすことを知ったそうです。
この問題を解決するために、子どもが楽しく遊べる「遊び場」や、それを支える新しいコミュニティを実現できないかと、今回のプロジェクトを立ち上げられました。
ロゴは親しみやすさと温かみを感じるオリジナルフォントを制作。たくさんの要素を詰め込みすぎると印象に残りにくくなるので、シンプルさを意識し、視点を集中させるようにデザインしています。
このロゴマーク制作を起点に、コピーライティングやホームページ、アニメーション、イラストを展開しました。
「想い」や「コンセプト」を直感的に伝える
ホームページのレイアウトはシンプルでわかりやすく構成しています。文章でしっかりと「想い」を伝えながら、イラストやアニメーションを取り入れ、ポップで遊び心満載にまとめています。
イラストやアニメーション制作は、当社スタッフにすべてお任せいただき、ランドデザインさんが思い描く世界観をわかりやすく表現。かわいらしいイラストは親しみが感じられ、見ていてワクワクするデザインです。一度見たら思わず「楽しそう!」「行ってみたい!」という気持ちにさせてくれます。
自然の中で、子どもたちと一緒にのびのびと
まだまだ始まったばかりの、初めてのプロジェクトで試行錯誤しながらのスタートですが、「遊ぶことは生きること。子どもが自然体験できる遊び場をつくりたい。」というランドデザインさんの想いが、多くの方々に届くのを願っています。