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Fourth dimension coffee

浜松市中央区半田町で2022年9月にオープンした、スペシャルティコーヒー専門店「Fourth dimension coffee(フォースディメンションコーヒー)」さん。納屋を改装した店舗で、自家焙煎のコーヒー豆と、テイクアウトコーヒーを販売されています。

ふだんの暮らしに特別なエッセンスを

そんな「フォースディメンションコーヒー」のオーナーさんから、ロゴマークやパッケージについてのお問い合わせが、当社ホームページに届いたのが2021年の秋頃。

店舗となる納屋は、10坪ほどのコンパクトなサイズ感で、リフォームして改装でき次第、オープン準備を始めるとのことでした。お打ち合わせし、ロゴマークをはじめ、ホームページやパッケージ、ショップカードなど、すべてのデザインをおまかせいただくことに。

店名はすでに決まっており、見た目は農機具小屋ですが、一歩足を踏み入れると別世界の四次元の空間のようなイメージから「Fouth dimension coffee(4th dimension coffee)」にしたそうです。

はじめにデザインに取り掛かったのはロゴマーク。数字の「4」を大きくあしらい、インパクトを出しました。

白と黒のモノトーン配色の場合、印象が薄くなるおそれがあるため、お店のシンボルとして覚えてもらうためにも印象的なモチーフが必要でした。

そのため、まわりの円はひと目で時計の文字盤とわかるモチーフにして、「4」を時計の針に見立てることで、一度見ると印象に残るロゴデザインに仕上げました。

モチーフが醸し出す雰囲気から「時間」と「空間」に意識が向くような四次元(fourth dimension)のイメージにつなげています。

古さとモダンが心地よく調和する空間

ホームページには、納屋の天井や梁(はり)が見える店内を大きなスライドショーで掲載。木の温かい質感と深い味わいが感じられます。画像の中央にはロゴマークを配置し、ブランドの印象を高めます。

写真をメインにすることで、ホームページを見た人にとって、各々に空間のイメージが広がり、行ってみたくなるような趣に惹かれていきます。

ホームページは余白をもたせながらシンプルに、情報をすっきりまとめています。コンセプトをはじめ、扱うコーヒー豆の産地情報や画像など、掲載する内容を吟味しました。

Webサイトは、ついあれもこれもと情報を盛りだくさんに掲載してしまう傾向がありますが、載せる情報を絞り込んで構成しました。

ブランディングの核となるロゴデザインシール

パッケージに使用するシールは、さまざまな商品アイテムに貼るため、あえてシンプルに。カップや袋を手にした人がお店のアイデンティティを感じ、またギフトとしてもお店の存在感を感じるロゴデザインをメインにしています。

選りすぐりのコーヒーがかなでる「時空をこえる感動」を

「ふだんの暮らしに特別な癒しの時間と、時空をこえる感動を」というコンセプトのフォースディメンションさん。コーヒーの味わいはもちろん、店内の趣のある味わいも堪能できます。

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