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まごえ農園

国産のえごまを遠州の特産品にしたい

2019年から静岡県磐田市でえごまの専業農家として、まごえ農園を立ち上げた代表の鈴木さん。2013年より、鈴木さんはえごまの栽培を始められ、地域内に点在する農地で種まきから収穫まで、自然のリズムにあわせ、丹精込めてえごまを育ててきました。

もともとは、磐田市で磐田青果販連・農業共同組合の職員として、農業振興・普及に35年間も携わっていましたが、2013年からえごま栽培普及に取り組み、2015年に自費で搾油機を導入。搾油施設を自宅前に整備されました。

美味しさだけではなく、シンボルがほしい

「えごまの美味しさは食べてもらえばわかるけど、手にとってもらうまでが重要だ。」そんな考えをもとに、鈴木さんはロゴマークのデザインをプロのデザイナーに頼もうと決心し、当社にご依頼いただきました。

ロゴマークは、えごまの穂をモチーフにした円の中に、大きく「ま」の文字をあしらったシンプルなデザイン。豊かな山や緑を連想させつつ、自然と調和した健やかな暮らしをイメージを伝えています。

えごまの生産背景や想いを伝える

「ただ商品を売るだけではなく、そこにある理念や畑の様子など、ストーリーのある商品として伝えたい。」そんな願いをもった鈴木さんは、ブランディングに重要な「伝え方」にもこだわりました。その想いを受け、当社取材スタッフが現地におもむき、えごまの畑や作業風景を撮影。

ホームページの商品撮影、動画ディレクションをはじめ、レシピの考案やテーブルコーディネート・スタイリングまで、当社スタッフにすべてお任せいただき、まごえ農園さんの世界観を伝えています。

生産者の想いをしっかりと伝えることは、商品への共感を高める一つのきっかけになります。当社スタッフが丁寧に取材・インタビューし、鈴木さんのえごま油にかける熱い想いを伝えています。

WEBではホームページでストーリーを伝え、手渡しではパンフレットが必要になります。パンフレットは直売所や道の駅などで邪魔にならない大きさで制作。ポストカードサイズで小型ながらも、こだわりをしっかり伝え、目でも楽しめる構成にデザインを制作しました。

商品の「顔」のデザインを整える

百貨店やスーパーなどの売り場でお客さまが判断されるのは、たったの3秒と言われています。買うか買わないかが決まるのは、パッケージによる影響が大きく、その顔つきまでこだわるのは必須。シールのデザインは、えごまの透き通るようなキレイな色目を邪魔しなくて、なおかつ高級感のあるデザインに。

贈り物として喜ばれる「えごま油」

商品のストーリーを伝えるツールが完成し、パッケージのデザインが整ったことで、百貨店バイヤーの目に留まり、百貨店での販売が決まりました。また、こだわりのコーヒーショップなどの個人店からも商品を取り扱いたいというオファーが増えました。

えごまの実も商品化したい

えごま油の販売が増えるにつれ、関連商品の開発にも力をいれるようになりました。えごまの魅力を伝えたい、そして多くの方にさまざまな食生活を提案したいという鈴木さんの想いが強くなります。

えごまを余すことなく、お届けするため、関連商品である、えごまの実やドレッシング各種の開発にも取り掛かります。これらの商品パッケージデザインも、今までの打ち出してきたまごえ農園さんの世界観を踏襲しながらも、掛け合わせる食材のイラストを添えることで、遊びや親しみやすさをプラスしました。

えごまの実をシリーズ化したデザイン。それぞれのパッケージに貼るシールのデザインに統一感をもたせることで、同じブランド(農園)であることが、ひと目で分かります。

遠州から全国へ

地元の遠州地域で育てた、安全・安心なえごまを使って、搾油方法にもこだわったえごま油の美味しさをたくさんの方々に届けたい!という鈴木さんの熱い。

そんなまごえ農園さんのえごまは、百貨店や直売所、オンラインストアなど販路を広げ、地域のブランドとしてますます成長を遂げています。

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